2019/01/29 17:32

緒真坂が「恋した夏の日」と題して、noteにエッセイを書きました。

 

かつて私は、「私は、DJ、じゃない。」というクラブ・キッズを主人公にした小説を書いたことがある。いまとは別の名前で、「江古田文学」に掲載してもらった。その後、私家版で出版した。

 テクノ・ミュージックが好きなキッズの話である。1994年、いわゆるテクノが世間に認知され、急激に浸透していった。そしてブレイクしたのが、1996年。その1996年を舞台にしている。

 テクノDJがもてはやされ、「ソニーテクノ」と呼ばれる、ヨーロッパのテクノレ-ベルの音源とするCDが、日本でもどしどし発売された。そんな時代である。

 自分でいうのも変なのだが、久々に読み返したら、面白かった。どうしても、これを書きたかったのだ、という思いがこもっている。

 私自身、当時は、毎週のように渋谷に行き、シスコテクノ、シスコハウス店、テクニーク、ディスクユニオン、マンハッタンレコード、DMR(この2店はハウスだが)などのレコード店を順番にめぐって、アナログレコード(特に12インチシングル)をわんさかと買っていた。

 自宅でDJ機器をそろえ、レコードをつないで、ミックステープ(その後、ミックスMD)を作って、テクノ好きの友人に配っていた。

 かなりの本数のミックステープを作っていたはずである(100本以上はあると思う)

 レコード店で、レコードをあさっていると、偶然、友人と出会うこともしばしばだった。そんな時代である。

 

 だが、そんな時代は去ってしまった。

 

 私自身、現在もレコード店に行くが、テクノのレコード棚を熱心にあさっていないし、いまのテクノは、ダウンロードが主流だという。

 DJもレコードではなく、データをつかって、PCでDJをするという。

 

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